岩内岳の薄化粧

 11月に入り、岩内の平地では雪はまだ降っていません。雨は降っているのですが、低く垂れこめた雲が上空へと上がっていくと、ニセコの山々が姿を変えて現れます。写真のように、山の上部は雪化粧となっています。

 この景色も数日もたず、白の部分が薄くなったり、濃くなったり。まるで女性の化粧のようで、雪が降った後の「薄化粧」という言葉はとても素晴らしい表現だと思います。

 それにしても、雪が降るのは遅くなっていますね。降った雪が解けずに残る雪を、「根雪」と言います。私が子供の頃は12月中旬にはすでに根雪になっていたのに、近年ではお正月を過ぎてからようやくなる年が続いています。

 子供の頃は雪が降ると、ワクワクしたものです。スキーにいつ行こうかと友人だちと話をしていた頃を思い出します。でも、今、年内はとてもじゃないが、スキーどころじゃないよと言ってしまいます。面白くない大人ですね。

 スキー場のコースがくっきりと浮かび上がると、いよいよ冬本番を迎えます。 

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