あいさつは気持ち

ランニングをしているとき、この田舎ではあまり人に会いません。もっとも、私がそんなコースを選ぶせいもありますが。

でも、たまに人に会うと、「こんにちわ」と言ってご挨拶したりします。そんなときはちゃんと返事をしてくれますし、次回に同じ人に会うと、その方から挨拶をしてくれたりします。これは気持ちがいいものですね。

会社ではちゃんと挨拶が出来ているでしょうか?

社会人として、挨拶が出来て当たり前。工場見学に来る小学生はとても大きな声で、しっかりあいさつをしてくれるのですが、少し年齢が加わると、ちゃんと挨拶が出来なくなってしまうのは残念ですね。

私がこの会社に入ったのが今から19年前。そのときはこの工場で働く人たちは挨拶があまり出来ていませんでした。でも、こちらから大きな声ですると、いつしか皆も挨拶をしてくれるようになりました。今では工場見学に入るお客様にもちゃんとしてくれています。

普通、帰るときは「お先に失礼します~」と言って帰りますよね。でも、一八の女工さんたちは「さようなら」と言って帰ります。最初に聞いたときはその言葉を訂正しようかとも思いましたが、ふと考えるとこれでいいじゃないかと思うようになりました。挨拶は気持ちから出るものです。「お先に・・」の感覚よりも、今日一日働くのが終って、専務とさよならだわと思っての言葉なのですから、いい挨拶ではないですか。

工場で働く若い男性は3人います。彼らはたまに私に「ご苦労様です」といいます。普通、目上の人にこの言葉は使わないのが礼儀だというのは、お分かりですよね。正しくは「お疲れ様です」。ところが、この業界の方はよく使うのです。いや、北海道の人は良く使うのかな。さえぎるように、この言葉はと解説すると、挨拶が苦手な彼らにしてみると萎縮してしまいます。何も言えないよりは、使い方がちょっと違っても言ってくれることが私は嬉しく感じます。

ということで、心から今日もあなたに会えて嬉しいわ、と思える挨拶をして下さいね。ランニングしている私を見かけたら、どんな言葉でもいいので、声をかけてください。その一言が、私を速くするのです。

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