普通、漁火というと、夏の風物詩の代名詞ですが、12月になった現在もイカ釣漁の船が何隻か岩内にとどまり、漁をしています。先日の夜はそのイカ釣り漁の明るさで、夜空の雲が見えるほどでした。
日本海を南北に回遊するイカ。日本海南部~東シナ海で孵化したスルメイカは、成長しながら北上し、9月頃から産卵のために日本海南西部に移動します。
理屈で考えると、今は冬なのだからさっさと南に戻ればいいのにと思ってしまいますが、今、岩内沖にいるスルメイカはどのような回遊をしてここにいるのでしょう?
北のお魚大使なら答えろと言われると、口ごもってしまいます。今度また調べておきます。知っていることは、日本海海域での来遊群は、秋生まれ群と冬生まれ群とで構成されていると言うことです。スルメイカに「あんた何月生まれ?」と尋ねることができるといいのですが・・・