12日、岩内は大荒れでした。雪は夜中に降っただけで、日中は降雪はなし。その代り、風がものすごく強く、歩くときには体を傾けるほど。浜の方へ行くと、防波堤沿いは波しぶきがどんどん上がってきています。
岩内の地理をご存知の方ならば、泊方面から雷電方面へ抜ける道として、浜沿いの道を使えば信号を通らなくてもよいことをご存知でしょう。ところがその道は、12日のように大荒れの日になると、視界が利かなくなるし、ものすごい風で車体は揺れる。さらに、防波堤沿いでは海水を被ることになるので、お勧めできません。
海が荒れることを「シケる」と言いますが、漢字で書くと「時化る」。なんといい言葉でしょう。時が化けるのです。実際にその荒れた海を見た人は、きっとその意味が理解できると思います。
夏のシケはまだどこかにやさしさが残っているのですが、真冬のシケはどこにも容赦がない自然の厳しさを実感するのは、私だけでしょうか。