昨年末、北海道新聞の1面に岩内の名産「たつかま」の記事が紹介されました。
珍味好きの方ならご存知ですよね。スケトウダラの白子を使い、食塩とつなぎを少し入れる程度で作られたかまぼこです。初めて食べた人は、その不思議な食感にびっくりされるでしょう。
そのまま醤油、ワサビでお刺身風に食べるのがベーシック。お味噌汁に入れる。天ぷらにするなど、いろいろな料理方法があります。
このたつかま製造は、岩内町の小さなお店や個人でやっています。私たちのような工場では作っていません。手作り感いっぱいで、大量生産できないのです。近年のテレビで取り上げられ火が付きました。今では注文してから送られてくるまで、かなりの順番待ちのようです。
昔はほとんどタダ同然の値段で取引されていたスケソの白子「タツ」ですが、今は立派に出世しました。スケソの町、岩内ならではですね。なお、一般的には白子はタチと言います。岩内では「タツ」なのです。