昔、岩内線という国鉄の線路があったというお話は、このブログでも何度か登場していますね。先日、北海道新聞後志版に、JRの駅を紹介するシリーズがありました。 小沢駅を紹介する記事があり、私も思い出深い駅なので、ちょっと昔話を。
岩内から札幌へ汽車で行く場合、「急行らいでん」というものに乗りました。小沢で目名(めな)駅から来る汽車に連結すします。帰りはその逆でした。一日往復3便だけです。今のような誰しも車を持っている時代ではなかったので、札幌に出かけるには、利用率は高かったと思います。
小学生の頃、この駅の裏山にスキーを滑りに行ったことがあります。もちろんリフト等はなく、担いで登ったりして滑りました。この岩内線の汽車に乗り、名産のトンネル餅を食べながら友人と帰って来たのです。岩内にも、円山スキー場がありましたが、子供だけで汽車に乗ってスキーに行くというのが、なんとも冒険しているようでワクワクしたものです。
この駅舎は今は無人駅。85年の岩内線廃止までは、人がいたと記憶しています。違っていたら、ごめんなさい。薄暗い中でダルマストーブが何ともやさしくスキーのあとの体を温めてくれました。私よりも年配の方は、もっといろんな思い出がこの小沢駅にはあると思います。いつも車しか乗らないあなた、たまにはこの小沢から汽車で札幌に行ってみてはいかが?