釣たらこ

一八の商品に「釣たらこ」という看板商品があります。たらこの状態で海出泳いでいるのを釣るのか?なんて質問は冗談ですよね。あの赤い唇状態が、海の中で泳いでいるなんて飲んだときの魚(肴)にしてください。

たらこはどなんな魚から作られるの? 標準和名はスケトウダラです。 岩内では、「スケソ」と読んでいます。ちなみに、ロシアでは、「メンタイ」韓国では、「ミンタイ」と呼ばれています。

一八のホームページ上にも書いていますが、岩内では昔は100を越える釣り船がありましたが、今はたったの5隻しかいません。岩内のスケソだけでは量が足りず、桧山地方から生の卵だけを買って、それを漬け込んでいるのが現状です。もちろん、はえ縄漁で漁獲したもの限定です。

漬け込んだ後、個質をすばやく判断し、1等子、2等子などに選別されます。この選別が熟練を必要とします。

一八では、着色料を使用しない無着色たらこの製造も行っています。無着色のほうが値段が高いのはなぜ?と思いますね。着色するのは理由があります。、原卵の状態では、それぞれ違った色をしているのですが、赤く染めることによって、均一に見えます。人間でも同じですよね。モデルのような白い肌の人もいれば、真っ黒い肌の人もいます。それらをランダムに並べるよりは、同じ色の人を並べるほうがきれいに見えますね。

ですから、原卵の時点で、選別をする手間がかかります。その上、無着色にしても大丈夫な原卵の色だけを選ぶので、コストがかかるというわけです。

ということで、今年のお中元は、一八の無着色「釣たらこ」を使っていただけませんか?数年後にはなくなってしまうかも知れない商品です。

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