小樽の海に群来が見えました

 群来(くき)という言葉をご存知でしょうか?ニシンに携わる人は、もちろん知っていますよね。海岸にニシンの群れが産卵に訪れ、海が白子で真っ白になる状態を言います。

 写真は2月4日の朝、小樽の海岸です。ちょうど出張で札幌方面行の電車に乗っていて見ることができました。前日のニュースで群来が見えたと報じていましたので、もしかしたら見えるかもと思って、外を眺めていました。

 普段の海の色との比較ができないので、皆さんにはわかりにくいかもしれませんが、この時期の海は濃紺色のはずが、パステルカラーとなっていました。一部には白い泡のところもありました。

 昔はこの状態が日本海に延々と続いていたというのですから、すごいことですよね。近年の稚魚の放流事業が実を結んだ結果なのかわかりませんが、嬉しい景色であることには違いありません。

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