岩内町の工業団地は海水浴場を埋め立てて造られた、広大な土地を有しています。フェリー埠頭もあり、高速道路もこの工業団地に来るはずでした。その青写真は20年以上前にありました。
当時の予測では、フェリー、高速道路をつなぎ、物流を効率化。工業団地に企業誘致をして、地場の活性化、人口増というものでした。しかし、製造業は国内よりも海外。高速道路もいつになるかわからず。フェリーは不況のあおりで撤退。企業誘致に成功したのは、数社だけ。
残念ながら、広大な敷地は今も残っています。しかし、今年はその有効利用がなされています。排雪の場所です。町道はもちろんのこと、道道、国道からも運び込まれるので、国と道から雪捨て場代金をいただいているようです。金額はわかりませんが、遊ばせているよりは、はるかにいいでしょう。
写真は、ちょっと見にくいでしょうが、ブルドーザーが雪をどんどん押し上げています。危険なので、近くに行くことはできませんが、実際はかなりの迫力がある雪山となっています。
工業団地が売れ残っているのは、岩内だけの問題ではありません。ただ、岩内は海をつぶしてまで造った場所なのです。誰が悪いということは言えませんが、この反省とこの状態から何ができるのかを考えるべきですね。
この工業団地へ進出すると、いろんな助成金、補助金などが用意されています。興味のある経営者の方、岩内町の企業誘致のホームページをご覧ください。