弊社の2階は自称第二の郷土館。そこからまたまた面白い新聞の切り抜きが出てきました。国鉄の新岩内線の着工式の記事です。
現在の小沢駅から岩内まで、15kほどの岩内線というものがあったというお話は、このブログでも何度か登場しています。昭和44年、この岩内から雷電海岸を通り、黒松内まで線路を新しく作ろうという計画がありました。
ただでさえ、赤字路線だったのに、断崖絶壁が続く海岸の地形にどうやって。と、現在の感覚で冷静に考えれば採算合わないだろうと思うでしょう。しかし、「70年来の地元の夢」と書かれてある通り、当時の地元の人たちにとっては、悲願だったのでしょう。
私も小学2年生か3年生の頃の記憶があります。町内を鼓笛隊でパレードしたのです。私はピアニカを吹きながら歩きました。子供心に、何で歩かされるかわかりませんでした。数年たっても鉄道の工事も始まらないことを、大人の裏切りだと思いました。