写真の建物は岩内町役場庁舎です。岩内町はいろんな立派な箱モノがありますが、役場はご覧の通り古い建物です。岩内弁で言うならば、「ガッサイ」のです。
昨年から、庁舎の建て替え計画がスタートしました。平成27年度の供用開始を目指すとのことです。今月号の広報をみると、保険センターと一体的な作りにするとも書かれてあります。
小学校が現在3校あるのですが、将来的には2校に統合の予定で進めるらしいのです。そこで、余った学校を役場にすればいいじゃないかと一般の人はすぐに思いつきますよね。でも、ダメのようです。通信設備などの施設改造費が某大になるためなどの理由で、新築のほうが安上がりになるという御意見でした。
この意見には賛否両論があるとは思いますが、議論することはいいことです。議論して初めて分かることもたくさんあります。いずれにせよ今回の大震災が示すように、災害があって復興の中心となる役場が消滅してしまったのでは大変です。この建物をみれば、建て替えの必要性は充分御理解いただけることでしょう。
ただし、決して工事のための建物ではなく、身の丈にあった、将来を見据えた建物であってほしいと願います。