魚の背中と腹の色が違う理由

 ニシンやサンマなどを見てください。おなかの色と背中の色が違いますよね。なんでこうなってしまったのか、おわかりでしょうか?

 一言でいえば、保護色です。背中が青色系なのは、海の上から見るカモメなどから海の色に同化して見えにくくするためです。またお腹の色が銀色なのは、大型魚や海獣などが海中から見上げると、太陽のようにキラキラと輝いて見えるようにしているのです。

 ニシンはたくさんの群れをなして生きている魚です。大きなクジラがでっかい口をあけてパクリとやるとそれだけで1トンもの鰊が消えてしまいます。1尾平均300gと考えて3,300尾。

 そんなことを考えながら、今晩のおかずは一八の身欠にしんに決まりですね。お子様にはそんなうんちくを教えながら、皮まで召し上がってください。

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