西積丹に位置する町村の漁協による要望で、道によるニシンの稚魚の放流がなされたという新聞記事がありました。5月17日の北海道新聞後志版に掲載されています。
石狩湾の小樽、厚田などは、順調にニシンの回帰現象が見られ、近年も北海道産ニシンとしてスーパーなどで鮮魚で並ぶのが定着してきました。
しかし、積丹半島を超えた西側には、一部の漁獲が報告があるものの、放流されたニシンが戻ってきているということではないようです。過去3年間、毎年30万尾を放流していたのですが、今後40万尾をもう3年間行うとのことです。
放流事業のみならず、ニシンが回帰しやすい環境も同時に考えてほしいなと思います。そして、食べてもらう工夫を私たち加工業者や飲食店さんたちもいろいろ考えましょう。