洞爺湖マラソン2011

 5月22日の洞爺湖マラソン2011.湖畔のフルマラソンのコースで、当日の朝がけ崩れがあり、急きょ20kに変更になりました。受付をしている時に何も言われず、アナウンスで何か言っているのですが、まともに耳に入らず、荷物を預けるときに初めて知りました。

 それを聞いたとき、呆然としてしまいましたね。私はこの大会は練習のつもりで、イーブンで走ると決め、シューズも練習用をはいてきていました。それが20kとなると、スタート位置も前に行かなくては、などいろんな変更をしなければいけない状況に頭が回りません。(もともと回らない頭ですが。)

 スタートのロスタイムは2分弱。あきらめました。ほとんど抜かれることなく抜いて抜いて、それでも前にはたくさんの人、人、人。20kでゴールして、もたもたせずに待機しているバスに直行。10台ほどのパスが定員を乗せ終わると、一斉にスタート。 ただ、狭い道と、まだ走っているランナー、バスに乗らずに走って戻る人たちがいるので、ゆっくり走ります。振りかえると、数えきれないほどの人がバス待ちをしています。

 後日のみなさんの言葉を聞かせていただくと、かなりの時間待たされて体が冷えてしまったと。それでしぶしぶ走って戻った人がたくさんいたとのこと。詳細はランネットの「みんなの大会レポ」というところに書かれてありますので、ご参考下さい。

 東日本の震災の後です。だれもこのがけくずれで20kになったことに対しては文句は言っていません。むしろ、20kでも走らせてくれて有りがたいと思っています。しかし、変更になったアナウンスがあまりに少なすぎたことと、20k地点での情報が少なかったことが問題となっていますね。パスがどれくらいの台数でどれくらい待てばいいのかなど。

 状況が悪い時には、できるだけ情報を流してほしいとだれしもが思います。一部にはボランティアに罵声を浴びせたり、列に横入りする人がいるなどの悪いマナーもあったようですが、私の見る限り、ランナーはとてもマナーがよく我慢強い人たちなので、状況を説明されれば元気な人は走って帰り、歩けない人を優先してバスに乗せてあげたりすると思います。

 ボランティアの人たちは、とてもいい感じでしたね。パスに乗っていた私たちをずっと手を振ってくれたり、その一生懸命さが伝わってきました。こんな経験もまた楽しい思い出です。収容バスにも初めて乗りました。不思議と乗ってしまうとなぜかブルーな気持ちになるんですね。隣に座った東京から一人で参加されていた方、北海道人としても申し訳なく思いました。こんな経験を運営側は次のステップにしてほしいですね。

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