地方のお土産というのは、本当にいろいろな商品がありますね。ただ、なんでこれがこの土地のお土産なの?製造場所は実は札幌だったと家に帰って見て、がっかりなんて事は一度は経験した事があるのではないでしょうか?
最近は、弊社の「にしんのおかげ」のように、地域資源を活用した商品開発というテーマに沿って作られている商品が目立ってきました。ただ、有名になるにはまだまだ時間がかかったり、製造コストと流通を考えるとお値段が高くなってしまうというのが現実です。
しかし、それなりの低価格で、地元に古くから愛されている商品はありますよね。その代表格が、共和町小沢駅前の末次商会で販売している「トンネル餅」だと思います。函館本線の鉄道が開通した明治時代にできた「すあま」です。
シンプルなのに、なくならずにずっと存在していることってすごいですね。作る側、売る側の努力はもちろんですが、商品の長い年月にできた深い小沢駅との歴史が、トンネル餅には込められているからだと思います。
その日に売れるだけを作る。飾らない昔ながらのパッケージには、いろんな思いが詰まっていると感じるのは、私だけでしょうか。