水産業界の専門新聞、「みなと新聞」にはたまに付録がついてきます。その時々の魚をテーマに、グラフや地図が載っていて、保存版になっています。
写真の地図は、アラスカ周辺の地図です。弊社とは何が関係あるのか?ですね。弊社で扱っているニシンの多くは、アラスカから輸入されたものです。北米のニシン漁は、サンフランシスコ沖合から始まり、カナダを北上していきます。北上と言っても、同じニシンが北上するのではなく、それぞれの地区のニシンの漁獲時期が北上するということです。
北海道の水産加工屋さんが主に手掛けるニシンは、ブリストル湾で獲れたものが中心となり、毎年5月の連休前後の漁がどうであるか、インターネット経由で情報をつかむなどしています。アラスカのブリストル、コディアック、シトカなどという言葉は、私たちは日常茶飯事で使っています。
今回のこの北米地図の付録は、漁業の点から見た重要な地名を網羅してくれているので、助かります。一般の地図ですと、観光地などの地名しか掲載されていませんからね。人が住んでいなくとも、立派な魚場となっている地名がしっかりと書かれてあります。興味のある方は、みなと新聞までどうぞ。
余談ですが、雑誌の付録って、子供の頃はとっても楽しみでしたよね。