2011北海道マラソンを振り返って

 3時間25分13秒 702位が今回の北海道マラソンの結果でした。今シーズンは、6月の千歳マラソンでフルマラソンの自己ベストの3時間13分を記録し、7月の豊平川市民マラソンも、前年道大会よりも良い成績で走れたので、順調に仕上がっていると思っていました。

 年齢は重ねても、まだまだ練習次第では、伸びるだろうと思っています。毎年北海道マラソンをメインレースと位置付けて、すべてはこの日にベストな走りができるように、取り組んできました。それだけに、北海道マラソンで記録更新をするのが、とてもうれしいのです。

 しかし、昨年は記録が前年を下回りました。理由は暑さのせいだ、湿度のせいだ、事前の疲れが抜けきっていなかったからだと言ってしまいました。そして、今年はどうでしょう。気温は昨年とほぼ同じですが、湿度は低く、体感的にはまずまずでした。それなのに、タイムは昨年とほぼ同じ。順位も下がりました。

 一言で言うと、精神的に前向きさが足りなかったと思います。守りの走りになってしまったのです。30kを過ぎていつもの追い上げができず、時計ばかりを見てペースのことだけを考えてしまっていました。北海道マラソンで一番素晴らしい沿道の応援を私は素直に力に変えることができませんでした。応援されることに慣れてしまったのでしょう。

 マラソンは、最後はやっぱり精神力ですね。北海道マラソン8回目にして、大会慣れしてしまったことが、敗因だと思います。決して「年だから・・・」と言いたくない私がいます。

 さて、大会の気がついたことを少し。スタートが今年は4車線を使わず3車線になりました。これはなぜかわかる人いますか?おかげで、スタートのロスタイムが昨年よりも多くなった方が多いのではないでしょうか?

 コップはゴミ箱にということがパンフレットに書かれてありましたが、残念ながら、あの人数ではすべての人がゴミ箱に捨てるのは至難の業だと思います。せめて、回収しやすいうに、できるだけ道路の端に捨ててくださいなどとした方がいいかもしれません。

 立ちションをする人は、今回私は見かけませんでした。わかりやすい場所に仮設トイレが置かれていたこともあるでしょう。マナーが良くなるのは気持ちいいですね。ただ、スタート直後、追い越して走るためにコーンをはみ出す人がいたのは残念です。

 天気ですが、今年も雨に降られませんでした。私が出た過去8回の中で、一度だけ夕立に打たれましたが、他はすべて雨は降っていません。スタート前に雨が降っていたらねどうなるのかな?なと゛考えますが、「北海道マラソンらしい暑さ」というのも、それはそれでいいのかなと最近は思います。

 多くの人がさまざまな体験をし、多くのボランティアに支えられ、多くの応援によって元気づけられました。年々膨れ上がる参加者がそれぞれの喜びや落胆を感じ、次に向けて歩んでいます。大会運営も時代とともに変化していきますが、北海道らしい素晴らしい大会を作り上げるのは、大会運営側だけではなく、参加する我々もだと思います。

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