ついぞやのニュースで、最近の輸入魚の値段が上昇気味だと流れておりました。円高なのに、なぜ?ですよね。
世界的に見て、魚は肉に代わるタンパク源として、見直されています。ニュースでは、マグロ等は中国の富裕層がお寿司を食べるようになったので、値段にかかわらず、消費されるとの事。また、欧米での健康志向もあると報告していました。
一方、日本では、調理するのが面倒などの理由で、消費は落ち込んでいます。結果、海外での買い付けで日本は負けるといった構図になっています。
しかし、みなさん、ニシンはまだ安く輸入されているのです。数の子を評価して食べるのは日本人だけなのです。しかし、ニシンと数の子の消費が落ち込み年々買付価格が下がって、米国、ロシア、オランダ等では日本だけに向くことはなくなってきています。事実、食糧難対策として、ODAのお金を使い、アフリカにニシンが運ばれるという現象も出ています。
輸入ニシンを使って商売をしている私たちももっと皆さんに食べてもらう努力をしなくてはいけませんが、今のような安い価格でニシンを食べることができるのも、あと数年かもしれません。ですから、もっとお魚を食べましょう!身欠ニシンを食べましょう!