「トレラン」という言葉は、ランニング系のスポーツをしている人は、ご存知かと思いますが、いざやってみるには戸惑っている人も結構いると思います。このトレイルランニング、要するに山の道を走る競技です。自然の中のマラソンですね。
9月11日、第12回トレイルランinニセコという大会に出ました。昨年まで興味はあったのですが、泊マラソンと日程が一緒だったので、そちらを優先していました。
トレランの大会は初めてなので、ちょっと緊張。給水所がマラソンのように多くないので、自身で少し水や食べ物を持つ必要があります。ただし、これは個人差があるので、早く駆け抜けるためには、できくるだけ身につけたくないですし、長丁場になる人は、しっかり装備しなければなりません。
シューズも、水の中に入ってしまうこともあるし、泥のような道もあるので、登山靴のようなくるぶしがかくれなくてもいいので、それなりのしっかりした物のほうがいいです。
さて、私は30kの部に出ました。スタートはヒラフスキー場の下。冬は何百回も滑ったコースを雪がない状態でよじ登ります。最初の急登で体力差で人がバラけました。9合目程まで登り、今度は西側のアンヌプリスキー場へ急降下。下部の迂回コースから五色温泉に向け、登り。駐車場が出てきて、まともな登山道を使ってアンヌプリ山頂へ。
そこで「半分です!」と言われました。へっ?マラソン大会のような距離表示はほとんどありません。あったとしても、信じてはいけません。スキー場のコースを急降下。雪がついていたら、平らに感じたところは、なぜか急斜面に感じます。下りは経験者がやはり強いですね。登りはほとんどの人が歩きます。早い人たちは、ちょっとでも傾斜が緩くなると走ります。
スタートに戻ったと思ったら、今度は東山スキー場の方へと指示が出ます。こんなところに道があったの?と。この大会のために作ったんじゃないの?と思えるロープあり、倒木あり、斜めの道ありのワイルドコースでした。どこまで行けば本当にゴールなのか分からず、スパートもかけられない状態でゴールにたどり着きました。
主催はニセコの夏の楽しみを引き出した事で有名な、NAC。スタッフは皆若く明るく楽しませてくれました。30kの部と10kの部、キッズ3kの部がありまして、全部で300人ほどの参加。30k男子は120人ほどの出走で、私は3時間50分で16位でした。1位の人は3時間15分。
トレランの良さは、自然を楽しむ事も重要な要素です。ニセコの風景も、どんどん変化していくのを感じる事ができます。それを楽しむ気持ちがないと普通のマラソンランナーにはあまりお勧めができませんね。競技中であっても、登山の最低限のマナーは持っていてもらいたいものです。これには、いろいろなところで議論されているようなので、ここでは控えさせていただきます。
それにしても、後日下半身が何年振りかで筋肉痛になりました。競技中は心拍数が上がりっぱなし。参加者もマラソン大会に比べると若かったですね。今年は天気に恵まれず、山登りをしていなかったので、まずは天気に恵まれ良かったとしておきましょう。これを読んだトレラン未経験者の皆さま、興味持たれました?
後志収穫祭、お疲れ様でした!そして、ニセコトレランという新境地を拓き、ますますカッコいいですね。とても興味が湧いてきました!
がしかし!やっぱり紀さんは足腰がしっかりしてるし、色んなバランスが取れているからこそ、どんなレースにも対応できるのでは?と思います。
最近、LSDであっても3時間を満足に走れないことが分かりました。この1年、基礎体力がない状態で突っ走っちゃった感じです。いろんなことを乗り越えて、1歩ずつレベルアップしたいと思います。
ぼくもぜひ、トレイルランをやってみたいです。山を登るという達成感もいいだろうなぁ。