8℃のスイッチ

 10月に入り、気温もぐっと低くなりました。ふと岩内岳を見上げると、上部の色が変化しています。いよいよ始まったなという感じです。

 紅葉は気温が8℃になると始まると言われています。8℃という温度がスイッチのようなもので、下回ると紅葉が始まるのです。これから毎日岩内岳を見上げると、上部の色の変化がじわじわと下に降りてきて、いつしか上部は白い色になっているという、北海道ならではの風景を感じます。

 こんな風景を私は何回見てきただろう。子供の頃はこんな自然の変化を当たり前のように何も感じていませんでしたが、今は四季のメリハリのある風景の中にいることを、ちょっぴり幸せに感じます。

 町内のナナカマドが真っ赤に色づくのは、もう少しかかりそうです。8℃のスイッチが入ったことを、憂鬱に感じず、季節の変化を楽しむ余裕を持ちたいものです。でも、現実は毎日走りまわって余裕がありません。いつになったら落ち着くのでしょう?・・・・・

 写真はサポートセンター付近から見た岩内岳です。色が見にくいですが、肉眼では上部が黄色に変化しているのがわかります。

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