先日、岩内の異業種の皆さんとお話をする機会がありました。そこで出た話題のひとつに、岩内には素晴らしい景色や風景があるのに、なぜそれを「売り」にしないのか?と。
生まれも育ちも岩内の方にとって、岩内の風景は当たり前のもの。それがどんなに素晴らしいかは、他所へ行って初めて分かるのでしょう。
都会から戻ってきた人が、岩内の良さに再発見する。転勤で岩内に来て、素晴らしいところだと言う人。地元の人は、あまりに当たり前すぎて、わからない。しばらく住んでいると、毎日に流され、感動も薄くなってしまう、なんてことになるようです。
私も20年前に東京から岩内に戻りました。戻ってくるときに、日本に散らばる友人たちを尋ね、日本をほぼ一周してきました。いろんな素晴らしい場所もたくさんありましたが、戻ったその日、家に帰る前に円山から見た岩内平野の景色を見て、「ここが一番綺麗な景色だよな」とつぶやいた事を、今もはっきりと覚えています。