スケトウダラ漁が始まりました

 岩内の特産品、釣たらこの原料となるスケトウダラ。その漁が7日から始まりました。昔、多い時には100隻の数を超えていた、はえ縄スケソウダラ漁の船も、今年はとうとう3隻まで減ってしまいました。

 はえ縄という漁は、網と違って1本の縄に何本もの餌のついた釣針をつけ、それを海に流し込みます。時間をおいてから、その縄を回収すると、スケソウダラが生きたまま上がってくるというものです。

 網の漁は、海中で死んでしまいます。ですから、はえ縄で漁獲するほうが、断然鮮度がいいスケトウダラなのです。しかし、はえ縄の仕掛けを作る手間や漁の効率は、網の漁に比べれば、格段に悪いのです。

 水揚げが少なくなった理由は一つだけでなく、さまざまな要因が複雑に絡んでいるとされています。少なくなったスケトウダラ漁をなんとか踏ん張って続けている漁師さんには、かけた経費の下にならない漁があってほしいと願います。

 写真は初水揚げのスケトウダラです。一番下をご覧ください。釣針がついています。卵はまだ未熟ですので、たらこの原料にはなりません。やはり寒くならないと、卵も熟してきませんね。

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