日本には、さまざまな業界新聞というのがありますが、食料新聞という新聞が東京の日本野菜ソムリエ協会から届きました。11月3日調味の日に行われた、調味料選手権2011の事が書かれています。
最優秀賞になった秋田県の株式会社諸井醸造の「しょっつる十年熟仙」という商品にスポットが当たっています。とはいえ、入賞の欄に「にしんのおかげ」一八興業水産株式会社と出ていますので、ちょっとほっとしています。
この最優秀賞になった商品は、ハタハタを原料にした魚醤油のしょっつるをさらに10年熟成させて作ったビンテージものです。年間500本しか作れないとのこと。ですから、ボトルの首に巻かれた紙には一本一本に手書きで215/500とか書かれた数字が記載されています。
負け惜しみになってしまいますが、これも調味料?という商品もエントリーされていたので、伝統的な王道の商品が最優秀に選ばれたのは、良かったと思います。
食という商売をしていると、その土地の文化、生活習慣とのかかわりがいかに大切かと感じる事があります。伝統を残しつつ、新しい事にも挑戦する。そして食文化を継承していく。私は最近、こんな事を意識しています。ようやくか?とヤジが飛んできそうですが・・・・