女工さんが出勤する前に、工場の若い男性と私は、会社周辺の除雪を行います。長年の経験をもとに、フォークリフトを使ったその効果的な除雪方法を書きます。
大雪の時は、まず駐車場の広いスペースの軽い雪を一か所に集めます。その雪山には、軽い雪を積んだ後に、町の除雪車が置いて行った重い雪を取り除き、軽い雪の上に積み上げます。一日経過すると、雪山は締った状態になり、体積が縮まります。
雪山は2つ作っており、連日降り続く場合は、交互にその山を作ります。雪が降らない日にその部分を排雪するようにします。工場の入り口、シャッターの部分は、人の手で雪をかき出して、フォークリフトが一回で持っていけるようにします。
フォークリフトは車高が低いので、凹凸の部分には弱く、大雪の時はお腹に雪がすぐに溜まってしまうので、深追いしないことが注意点です。また、持ち上げる力はありますが、下げる力がないので、積上げることを上手に使う事を心がけます。
要するに、①ためる、②積上げる、③持って行く、の動作を少ない回数で行いますが、本来フォークリフトは除雪を目的とした重機ではないので、他にもいろいろと注意点があります。これ以上は弊社商品ご購入の方のみに、特別にお教えいたします。(すごい商売?)
除雪、排雪は、その広さ、地形、ご近所との関係、時間帯等によって、ケースバイケースで考えなければいけないと思います。工場を動かすという仕事をしていると、やはり効果的な方法は何かを追求したくなるのです。