岩内町の西には昔、島野村という村が存在していました。郵便局は今でも島野局となっていますし、島野団地というのも存在します。1955年(昭和30年)に岩内町と合併し、島野という地名が消滅しました。
ただ、調べてみると、1909年(明治42年)敷島内村と野束(のづか)村が合併し、島野村が発足したとあります。ですから、岩内と合併して、明治の二つの地名に戻ったということになるのでしょうか。もちろん、村ではなく、地域の名前としてですが。
敷島内という地名の位置は、岩内の西のはずれにあり、幅が10km以上あると思います。それほど民家が少ないのですが、写真のように小さな漁港が残っています。今は敷島内の漁師さんたちの船はみな岩内港に係留し、そこまでは軽トラックなどに乗って出勤?しています。
昔はこの小さな港にたくさんの船がいたのでしょうね。でも、もしかしたら、漁獲したニシンをためて入れておいた場所かな?日本海側の田舎にはこんな小さな港みたいなのがたくさんあります。ご存じの方は教えてください。
看板には、プレシャーボートなどの利用はできない。港の利用には許可が必要だと書かれてあります。泳いでももぐってもダメということですから、お気を付けください。