洞爺湖マラソン2012の報告

 平成24年5月20日、北海道で最初のフルマラソンが行われました。年々参加者が増え、2k、5k、10k、フルを合わせて6,400人の参加。フルマラソンだけでは、4,600人もの参加となりました。都市部の大会ではないので、乗用車を使って参加する人が多く、年々駐車場の確保が大変になっています。

 今年は、中学校のグラウンドを臨時駐車場にしてくれたので、私はそこを利用させてもらいました。西山火口の臨時駐車場は、ちょっと遠すぎるので、シャトルバスがあるとはいえ、みなさんこんなに遠いの?と感じてしまいます。

 中山峠の通行止めが続いていたので、高速道路からトンネルを抜けて湖畔に来るところで、渋滞になっていて、札幌から来る私の友人たちは、時間ぎりぎりで会場入りしました。

 気温はほどほど、風も強くなく、とても走りやすいコンディションでした。湖畔からは羊蹄山が見え、コースには桜がきれいに咲いています。とても気持ちのいい一日でした。

 私は、2週間後に千歳のフルマラソンが控えているので、この大会は無理せずダメージを残さない走りをすることにしています。シューズも練習用を使い、ラップタイムもイーブンをできるだけ維持しました。とはいえ、30k過ぎはさすがに精神的に持ちこたえるのが大変でした。結果は3時間29分。4分55秒/kmの予定通りの数字でした。

 これだけ参加者が多くなって、いろいろと変更していかなければならないと感じるところがあります。スタートは、陸連登録、3時間以内、4時間以内、5時間以内という枠で整列します。ですが、3時間以内に立っている人は、ほんとにそんなに速く走れるの?と思う方も。幅が狭いので、スタート後のロスタイムは私のところでも2分近くありました。

 相変わらず、整列時間を過ぎてからも、横から入ってくる人がいます。今回は、特に渋滞で到着が遅れ、あせって陸連登録のところにまで割り込みをした人も多かったようです。遅れてしまったら、最後尾に並ぶあきらめの強さも持ってほしいものです。1時間も前にいい場所を確保しようとしている人もいるのに、10分前に横から入られる人の気持ちも理解してほしいですね。みな、スポーツマンなので、なんだこいつ?と思っても、口に出して言わないだけです。

 湖畔の石畳のコースの変更もそろそろ考えてほしいです。写真でもおわかりのように、丸石の部分は不安定で、ランナーにとっては、できれば避けたい路面です。ですから、写真左の2mほどの部分を走ろうとします。

 と私なりに改善点を言わせていただきましたが、この大会には素晴らしいものがあります。女性スタッフと高校生のホスピタリティーには、毎年頭が下がる思いです。沿道の応援が少ない分、給水所でのスタッフの声、高校生の声に元気をもらいました。30km付近の洞爺町はまさにオアシスといった感じ。椅子に座りながら、はにかみながら手を振るおばぁちゃんたち。今年初めて飲んだシソジュース。とてもおいしかったです。

 道外からの参加者も多く、北海道の春の景色を満喫してもらうことができたのではないかと思います。

 今回特に感じたのは、女性が強いと思いました。30k過ぎてからも、私の周辺にはたくさん女性がいて、ペースが落ちずに走っているのです。数年前は30kを過ぎたら、こんなに人はいなかったのに。みなさん、しっかりトレーニングしてきているのですね。すごい。すごい。

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