ザッパ缶のふた

 私たち水産加工業者が扱うニシンからは、生の廃棄物というものはありません。すべてが何かしらに利用されています。内臓やひれなどの部分は、写真にある専用の容器に入れ、ミール工場へ運ばれて、肥料になります。

 この缶に入っているものをカラスは狙っているのですが、私たちもカラスには出すものかと、ビニールでふたを作りました。今回届いたものは、ずいぶん改良されていて、使う時だけ前面をめくり上げればいいようになっています。

 地元の村本テントさんで作ってもらいました。どんな形でも作ってくれますので、興味のある方はご相談してみるといいですよ。色は色々ありますが、カラスの嫌がる色ということで、この色になっています。

 ところで、この缶の名前ですが、私たちは「ザッパ缶」と言ってます。“大雑把”から来ているのでしょうか?“雑な端切れ”なのでしょうか?使えないものというイメージが強く、ザッパ、ザッパと当たり前のように言っていますが、世の中には、ザッパさんという立派な名前の方もいらっしゃいますよね。

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