第32回千歳JAL国際マラソンの報告

 平成24年6月3日、第32回千歳LAL国際マラソンに出場してきました。種目はもちろんフルです。2週間前の洞爺湖マラソンは、練習ペースでの走りに徹し、この千歳は頑張る走りで臨みました。

 結果を先に申し上げます。3時間10分19秒で、自己ベスト更新です。今年50歳になりましたので、男子50歳代のカテゴリーでは28位でした。少しずつではありますが、まだまだ毎年記録を更新しています。昨年同大会の記録に比べて3分も早くなったのですから、満足です。

 大会の感想を述べさせてもらいます。あちこちから声が上がっているように、大会そのものは、とても評価が高い一方、年々膨れ上がる参加者には、受付などは室内での対応はちょっと無理があるのではと感じます。

 10kのスタート時間が遅くなったうえ、地元の高校生がたくさん強制的に参加したのでしょうか、ゴールまであと1kmというところで、私たちフルマラソンのゴール時間とダブり、狭い歩道だけのコースでは、抜くに抜けない場面がありました。たぶん、これについては安全面にも関わる事なので、来年は何らかの修正があるものと思います。

 天気は良かったのですが、スタートは肌寒いと感じる程でした。走っている最中も暑いと感じることもなく、森の中のランは気持ちいいと感じるほどでした。コースは自然林の中を走るので、アスファルトではありませんが、いつも都会のアスファルトしか走っていない人にとっては、滑る感覚がするかもしれません。

 谷川真理さんがゲストランナーで、最初の5k程度までは私の近所を走っていました。でも、突然ペースを上げ、あっという間に視界から消え去りました。食らいついて行った金の飾りひもで鉢巻していた「目立とうおじさん」。数キロ先で立ち止まっていました。両ひざに両手をついて、肩でゼイゼイ呼吸していました。おじさん、ほんの数キロだったかもしれないけれど、有名ランナーと一緒に走って楽しみましたね。

 2度の道路横断はこの千歳では有名で、運悪いと足止めを食らい、数十秒も待たされる事になります。私は過去の大会では、一度も止められた事はありませんでした。ですが、今回は2つ目の信号で停止。その間はゆっくり屈伸して複雑な心境。怒ってしまうランナーもいるようですが、ここで怒ったらカッコ悪いランナーだと自ら言っているようなもの。「いいですよ」の言葉で一気にダッシュです。

 あと20秒早かったら、10分を切る事ができました。この信号止めがなかったら、切れたか?答えは“NO”です。止められたからこそ、最後の力が振り絞れたのです。フルマラソンの最後35キロからはそんな精神論だといつも感じます。

 今回嬉しかったのは、ランナー仲間の二人が初めて4時間切りできました。私の記録更新よりも嬉しく感じました。私たち同様、たくさんの人が自己ベスト更新されたことでしょう。本州からのランナーの皆さんもたくさんいたようですが、北海道の自然を楽しまれたでしょうか?終わった後の温泉とビール、最高ですね。

 来年もまた千歳の森でお会いしましょう。 

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