急に、突然は、体によくありません

 マラソンブームになって、それぞれの人が自身の健康に興味を持つようになったのはいいことだと思います。ただ、どんなことでも「突然」とか「やりすぎ」というは思わぬ弊害を引き起こすということも理解しておくほうがいいですね。

 練習も、雪が融けてから急に長い距離を走ったり、今まで何もしていなかったのに、東京マラソンに当たったから、突然走ってみたり。結果はみなさん経験があるように、急激に練習をすると故障の原因になります。

 また、食べ物についても同じですよね。私の友人に、バナナブームの時に、毎日バナナを5本以上食べ続け、カリウム過多になって体調を崩した人がいます。もちろんそれは、肉体的な個人差が有るでしょうから、どんなに食べても何ともない人もいるでしょう。でも、何かの食べ物がいいとマスコミで取り上げられると、すぐに飛びついてスーパーの棚からその商品がなくなるというのは、どうなの?なんて思ってしまいます。反面、そんなブームが沸き起こるたびに、身欠にしんや、数の子なんてブームにならないのかなぁ~?なんて一方では思っています。

 いずれにしても、若い時にはある程度の無理ができたものの、年齢を重ねれば重ねるほど、急激になんとか、突然なんとか、無理してなんとか、これだけを集中的に、なんてことをすると、必ず後から失敗した~という結果になりますので、ご用心を。

 インターバル走、ビルドアップ走とかいろいろマラソンで速くなるためにはありますが、まずはインターバルができる足腰を作る練習を。それができたら次のステップへと進みましょう。とはいえ、どれくらいで基礎ができたのかわかりませんよね。ご自身の体で人体実験して経験されるのが一番。それもマラソンの楽しみの一つ。

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