比較的順調に来ていた今年のマラソンレース。北海道マラソンを控え、暑さ対策として毎年参加している、豊平川市民マラソン。6月の千歳マラソンで3時間10分の自己ベストを出したので、この大会では3時間15分で走る事が出来れば、あわよくば入賞か?
50歳代の昨年の記録を見て、そんな皮算用をしたものですが、人生そんなに甘くないよ。と今回も教えられました。結果は3時間28分、15位という結果。入賞は6位以内なので、到底及ばない結果となりました。
フラットな河川敷の右岸、左岸の往復で、精神的に鍛えられるコースです。気温も27度まで上昇し、レース後の更衣室で他のランナーと言葉を交わすときの第一声は、「暑かったですねぇ~」。
後半の折り返しで、すれ違うナンバーを見ると、自分が何位で、前とどれくらいの距離があるのかを確認できます。体との相談をして、その後どのようなペース配分にするかを考えるのですが、後半ペースを上げても追いつかないと思う位置にすでに、入賞枠の6人。ここで、心の弱さが出てしまいました。
いつも入賞常連者の顔ぶれだもの、これは無理でしょう。でも、もしかしたら、その中から棄権者が出るかもしれない。失速するかもしれない。まだ17Kも残っているのに、何を勝手に決めているのかと自問自答。その後、よしやるぞ!というアドレナリンは出ないまま、ひたすら距離をこなすという、辛い展開になってしまいました。
久しぶりに歩きたいという欲望が頭の中を廻ったときもありましたが、北海道マラソンを前に、何を考えているのかと思考も混乱。しかし、50過ぎのおじさんたち、強い。
出場者も今年は1,000人を超え、会場のトイレの数も8個設置されていました。マイコップ、マイスポンジでエコな大会をというコメントがありましたが、立ち止まらないランナーにとっては、マイスポンジを持っていても、どのように使うのか不明でした。また、たまたまでしょうが、給水のコップには、ほんの少ししか水が入ってないのを取ってしまったり、スポーツドリンクと水の容器が同じで、取り間違ったりしました。
ゴールでは、毎年ゴールテープを全員が切る事が出来るようにしてくれています。最後の直線では、申し込みの時に書いたコメントを名前と一緒に読み上げてくれる演出は嬉しいです。
写真をご覧ください。通常のマラソン大会では、何とかランナーズクラブとかというのぼりがたくさん立っているのですが、この大会はとても少なく、個人で参加されている人が多いのです。ランニングクラブに入っていないランナーにとっては、この大会は長距離走の練習にはもってこい。でも、走らない人に参加料5,000円というと、お決まりの言葉をもらいます。「何を好んで苦しい思いをして5,000円も払うの?」。