身欠にしんの山椒漬けと言ったら、福島県会津地方の代表的な郷土料理です。今日は我が家で試してみた山椒漬けをご紹介いたします。
身欠にしんには、カチカチに乾燥した本乾、カチカチのちょっと手前の八分乾、一夜干のソフトと3種に分かれます。この山椒漬けには八分乾を使います。
≪身欠にしんの山椒漬けレシピ(5人前)≫
【材料】 ●八分乾 身欠にしん 10本 ●山椒の葉 手のひら片手一杯 ●酢 100cc ●しょうゆ 100cc ●日本酒 25cc ●みりん 25cc
【作り方】
- 身欠ニシンを米のとぎ汁で一晩つけ戻す
- 頭と背びれを切り落とす。うろこをホークなどを立てて取り除き、よく洗い流す。
- タッパーなどの容器に、身欠にしんと山椒の葉を交互に重ね、上記の合わせ調味料を入れて漬け込みます。
- 冷蔵庫で一週間ほど漬け込みます。
たったこれだけのことですが、酢を使うことによって、小骨も気にならないほど柔らかくなります。写真のようにスライスしてお召し上がりください。夏の暑い時期にはビールにとても合う肴だと思います。
出張で日本各地を回ると、このように身欠にしんがそれぞれの地域で、いろいろな食べ方をされているのを見かけます。日本の食文化の奥深さを実感します。北海道の皆様、ちょっとたまには八分乾の身欠を使って、挑戦してみませんか?
はじめまして。北海道は羽幌町生まれですが現在本州で暮らしているものです。実家から春の北海道の幸が送られてきて、その中に一夜干しのにしんがたくさん入っていたので、ふと前に「山椒漬けは美味しい」というのを思い出し、こちらのページにたどり着きました。(山椒は肉の燻製にもいいので冷凍保存してあったので)
一週間後が楽しみです。
岩内町といえばたつのかまぼこも有名ですよね。大好きで、思い出すとお取り寄せさせていただいたりしております。
ちえさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
羽幌でもつい数年前まではみがきにしんを作っていたのですが、今は作る加工屋さんはないようですね。
お話の内容ですが、山椒漬けは一夜干しではなく、本乾より少し柔らかい八分乾というものを使うのが一般的ですが、一夜干しを使って大丈夫でしょうか。私の勘違いでしたらごめんなさい。
美味しく出来るといいですね。
たつかまはすっかり有名になりました。
けれども、資源が少なくなっているのが残念です。