残暑厳しい日が続いていますね。湿度も高く、食品を扱う私たち業者にとって、早くこの暑さの峠は越えてもらいたいと思う毎日です。
工場はクーラーが入っていますが、水道水の温度は20℃近くまで上昇しています。そんなときに鮮度保持として効果を発揮するのが、海洋深層水です。温度は真夏であっても10℃以下なのです。
弊社では、数の子など多くの商品にこの海洋深層水を使っています。ニシンのお腹から出た数の子を海洋深層水を使って「血抜き」という工程があります。そこで深層水を使うと血抜きが上手にできるのです。さらに水温が低いので、鮮度保持にも文句なし。
写真は、海洋深層水の取水の場所です。太い管が結露を起こしていますね。外気温は30℃前後、中を通る深層水は10℃以下なのですから、20℃以上の差によって、この結露が発生します。氷を入れたグラスの表面が水浸しになりますよね。あれと一緒です。
深層水を取水したり運ぶのは大変手間のかかる事ですが、良い商品を作るためには、こんな努力もしているんですよ~。
この海洋深層水で血抜きの方法考えた人すごいと思います。
浸透圧の原理を利用していたんですね。
あ~やっぱり美味しいものにはこれだけの隠された手間がかかっていたのですね。これから数の子食べるときは手を合わせてからにしなくちゃ。
浸透圧を応用して血抜きをする事を見抜きましたね。
山川さん、おぬし何者?(笑)
手を合わせる必要はありませんが、山川さんが高校生だった時の数の子の値段と、今の値段を比較すると、今のほうが半額くらいに安くなっているんですよ。
だから、日本に帰ったらたくさん食べてくださいね。