第43回黒松内町内一周駅伝大会の報告

 平成24年10月14日(日)、黒松内町の駅伝大会に出場してきました。42.195キロを7区に分かれてリレーします。今年で43回というので、かなりの歴史がある大会です。一般の部、40歳以上のシニアの部、女性の部と3つのカテゴリーがありますが、同時間、同区間での勝負となります。

 札幌、函館のちょうど中間点にあり、両方から150kmほど。それゆえ、都会からの参加者が少なく、全部で24チーム。そのうえ、観客は牛の数のほうが多いなという感じ。でも、いつもこんな田舎道を走っている私にとっては、まったく違和感なく融けこむ事ができました。

 厳しいのは、第3中継所で先頭チームから20分後に繰り上げスタートになり、赤から黄色のタスキに変わります。また、第6中継所では、踏切で汽車が通過する前に繰り上げスタートになってしまう事。クラスに関係なく、一番早いチームが何分で来るかがカギとなります。

 マラソンと違って選手をバスで移動させたり、各中継地点では荷物の受け渡しなどの作業が必要で、それらの仕事は地元の人たちが温かく対応してくれる事にとても好感を持てました。

 今回、参加させてもらったチームは、ニセコのスキー場の人たちです。声を掛けてくれたのは、子供が小学校でサッカーをやっていたときのお父さん同士の間柄。最初はメンバーが足りないからという事でしたので、遠慮がちに他に人がいなかったら・・という返事をしました。でも、よく聞くと、昨年まで4位で、3位入賞したいとのこと。という事は、私をスカウト?

 私は子供の頃から、体が小さかったために、団体競技では常にみんなのお荷物でした。それで、迷惑をかけないために、スキーや自転車などの個人スポーツだけしてきました。年をとってもマラソンもそのひとつです。それが、チームで上位を狙うのに、私を必要としてくれる。そういう事自体初めての事だったので、とてもうれしかったです。同時に入賞をするために、責任も感じてしまいました。

 そのニセコのチームは、一般2チーム、シニア1チーム、女性1チームの大所帯。私はシニアクラスで、一番距離の長い2区8.2km。途中、一般の若い子を2人抜き、一人も抜かれる事なく役目を無事に果たしました。そして、結果はシニア3位を獲得。一般男子Aチームは、4位入賞。女性は区間賞すべてを取って完全優勝。景品の副賞は、4チーム合わせてジャガイモが120kg。

 2週間前には、チームの監督たちが、コースの試走をしに現地に連れてきてくれました。声をかけてくれた、Yさんしか知り合いがいなかったのに、打ち上げのときには、もうたくさんの知り合いができました。いろいろな職業をもった人たちですが、スポーツを通して、人生を楽しんでいます。私にとっては、3位入賞よりも、そんな人たちと仲間として走る事ができたのが、一番の収穫でした。 

第43回黒松内町内一周駅伝大会の報告」への2件のフィードバック

  1. 山川貴子

    写真の若者からバトンを受け取る表情いいですね。
    「お願いします!」「よっしゃ、任せとけ!!!」という会話が聞こえてくるようです。
    こつこつ精神がここでも花を咲かせたようですね。

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    1. 北のお魚大使

      違うチームの20代の若者が、シニアで1位で中継点に飛び込んできたチームの速さに驚いて、「シニアなら、シニアらしい走りをしてくれよな」とぼやいていていました。

      返信

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