スケソウダラの季節になって、たらこの他に近年、「タツカマ」という商品が人気を集めています。スケソウダラの白子を原料に、かまぼこになったものです。
最近ではマスコミでたくさん取り上げられたので、人気急上昇。弊社のような水産加工屋が作るのではなく、個人商店のお店が細々と作るので、生産量も多くありません。ですから、希少価値があってまた人気が出るという構図になっています。
私たちは子供の頃からよく食べているので、その食感は当たり前と思っていましたが、初めて食べる人にとっては、「何これ!?ツルン、ノビノビ、・・・・・」いろんな表現が出てきます。
今回、日本経済新聞の日曜版、日経Plus1の紙面で特集されていました。電子版でもこちらで読む事ができます。今回の記者はわざわざ東京から取材に来て、岩内の高島旅館で食べたというのですから、とてもおいしい取材でしたね。
高校のクラスメートの奥さんがとってもお料理上手で
この時期になると「タツカマ」を作ってくれるんです。
美味しくてついついお酒が進んでしまいます。
女工さんの中にも、とても上手にタツカマを作る人が何人かいます。
昔は、スケソの夜業をしていて、ご近所にただで分けた時もあったというのですから、
時代は変わったものですね。
白子とたちは同じものなのですか?
形的に違うものかと思っておりましたが、帰国した時にしらこの味噌汁をいただいたとき、昔見たたちの味噌汁と同じような香りがするものでした。
ちょっと北海道人らしくないおばかな質問でしょうが、これを機会におさかな博士さんに教えていただきたく。
同じものです。
タツカマはタツ(白子)を裏ごししてかまぼこにします。
タツの味噌汁は、ぐにょぐにょしたものが入っていませんか?
そのぐにょぐにょ状のものは、スケソのお腹から出たそのままの形です。
それはそれで美味しいですよね。