北海道のお赤飯

 この赤飯の写真を見て、不思議に思わない方は、北海道の方ですね。山梨の地方の方もでしょうか?小樽出身の私の母(81)が作ったお赤飯のおすそわけです。

 本州ではお赤飯に小豆を入れるのが普通でしょうが、北海道では、『甘納豆』を入れるのが、お赤飯の常識です。さらに、ゴマ塩を振りかける。この甘さに東京出身の私の妻は最初はびっくりしていました。岩内生まれの子供たちは甘納豆が入っていないと、赤飯でないと思っています。

 このように、ひとつの食べ物でも地方によっていろいろと違いがあるのは面白いですね。いろんなバイヤーさんが地方の食文化を全国区にして売り上げを伸ばす等の努力も最近は多いのですが、土地の個性のある食文化はあまり手を付けてほしくないと個人的には感じます。だから、旅行に行って食べるのが楽しい。

 以前お世話になった貫田シェフはこんなことを言っています。『その地域には水や土の個性があって、独特の「風土の味」のことを「風味」と言うのだと、私は考えています。』今回のお赤飯にはちょっと強引なこじつけになりましたが、地方の食文化を大切にしたいですね。

北海道のお赤飯」への2件のフィードバック

  1. シェフ貫田

    いっぱちさん、リンクありがとうございます。
    ところで、この甘納豆のお赤飯、発祥はご存知ですか?
    札幌の光塩短大の先生がルーツのようですよ。
    私は、アズキの方が好きです。

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    1. 北のお魚大使

       シェフ、コメントありがとうございます。光塩短大、すみません、存じませんでしたが、ホームページを拝見すると、なんと、真駒内ではありませんか。マラソンで親近感のある場所です。
       でも、いろんな食文化に影響を与えている人って、たくさんいるのですね。

      返信

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