生スケトウダラの子で「こあえ」

 先日のNHKの『うまいッ!』の番組は、釣スケトウダラを詳しく紹介してくれました。おかげでたくさんのお問い合わせをいただいています。その番組の中で紹介された「こあえ」の作り方をご紹介します。

 普通、スケトウダラの子はたらこの原料として使われますが、生卵の状態でキズがついてしまったりしたら、漬込まずに生子(なまこ)として地元スーパーなどで消費されます。生助子(なますけこ)とも言います。

 番組では、漁師のまかないメシとして紹介されていましたが、岩内町の一般家庭での代表的なおかずです。味付は、下のレシピを見ていただくと分かりますが、全部「適量」なので、適当にやってください。岩内町の味の傾向としては、甘めに作られるようです。

<材料>(5人分)
生子(加工していないスケトウダラの卵):300g  玉ねぎ:大1個   しらたき:1パック
砂糖:適量   しょうゆ:適量   みりん:適量   塩:お好みで少々
<作り方>
1)生子を軽くゆでる。
2)鍋で玉ねぎをいためる。
3)ゆでた生子を入れ、さらにいためる。
4)しらたきを入れ、いためる。
5)調味料を入れ、ひと煮立ちさせてできあがり。

*玉ねぎを入れると水っぽくなるので入れないという人もいます。それは好みですね。しらたきが隠れるくらい生子を使ってお召し上がりください。

生スケトウダラの子で「こあえ」」への4件のフィードバック

  1. rikichan

    これがあったら何杯でもご飯が食べれそう(笑)
    各家庭でそれぞれ工夫をして作っているようですね

    家ではしらたきでは無くつきこんで長ネギを入れて作ってました。
    ちょっと味を濃いめにするのが我が家の味でした。

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    1. 北のお魚大使

      ちょっとお恥ずかしいのですが、「つきこん」って、?でした。
      昔、小さな商店で、四角いこんにゃくを木の枠に入れて、専用の棒で押して糸こんにゃくを売ってましたよね。
      だから、突きこんにゃく→つきこん なんですね。

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  2. 山川貴子

    美味しそう!!!
    残念ながら生子(なまこっていうのは初めて聞きました)は手に入りません。
    母のは下湯でなどしない大雑把なレシピだったと思いますが、北海道の新鮮な生子を使うとどんな料理法でも美味しくいただけちゃいますね。
    玉ねぎをいれて白滝を抜くとパスタにも合いそうです。

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    1. 北のお魚大使

      日本のスーパーで売られている大多数は、アメリカやロシアで漁獲されたスケトウダラの卵で作られたものなんですよ。
      生子と呼ぶのは、岩内だからでしょうかね。
      一般的には、イボイボの手のひらサイズのナマコを想像してしまいますものね。

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