先日、札幌で食品品質管理と発酵についてのセミナーを受けてきました。主催は、北海道の研究機関である、食品加工研究センター(略称:食加研)です。
大企業でしたら、研究開発の部門や品質管理部門がありますが、弊社のような小さな会社では、兼任してやっているようなものです。専門的な分野になると分からない事が出てきますので、このような研究機関に相談します。
弊社の「にしんのおかげ」は、この食加研の基礎技術を応用して出来たものです。最終的には研究員の方から提示された製造方法とは、かなり違ったものになりましたが、考え方や問題にぶつかった時の相談相手になってくれるのが、心強いです。
単なる水産加工屋が、全く知識のない発酵という分野に挑んだのですから、よく考えたら無謀な選択をしたものだと。それも、このような研究機関があるおかげですね。
振り返れば、ずいぶん実験で試行錯誤しました。でも、そんな行動をしないと、新しいものは生まれないんですよね。
私も外から学ぶことは多いのでセミナーには出席するようにしています。
いろいろな人の意見が自分の中のアイデアを引き出してくれることもありますよね?
どんな講演、セミナーであろうと、何かをつかむのは、聞いている人次第。
私はそう思います。