地物のボタンエビ

 北海道で地物のエビと言えば、大きく3種類に分けられます。甘エビと称する「ホッコクアカエビ」。主として道東で捕れる「ホッカイシマエビ」。そして一回り大きなサイズの「ボタンエビ」。

 先日、岩内の市場に行くと、写真の通りおいしそうなボタンエビがセリにかけられていました。よく見ると、殻が傷ついているものがあります。刺し網にかかったものとのこと。

 ロシア海域で捕れた船内凍結ものというのが一般的な流通ですが、このように前浜で捕れたボタンエビは年にわずかしかありません。プリプリでおいしそうですね。

 よく北海道の人って、カニ、エビをいつも食べているんでしょ?なんて言われることがありますが、まったく違いますよ。運がよければ、この地物のボタンエビを岩内のお寿司屋さんで召しあがれるかも。まずは岩内にいらしてくださいね。

地物のボタンエビ」への2件のフィードバック

  1. 高山 功

    イバラモエビの頭を取って ボタンエビと偽って売る店が有りました。
    知らないと とんでも無い物をつかまされる事になりますね。
    タラバガニとアブラガニ等厄介ですが、やはり商売にも倫理が有ってしかるべきと思います。
    もちろん いっぱち はそのような商売はしていませんよ。

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    1. 北のお魚大使

      高山さん、詳しいですね。
      毛ガニとクリガニもそうです。
      このような偽装が行き過ぎて、正式名称で売らなければならなくなったのが、つい数年前でした。
      産地偽装によるものも、同じたぐいですね。
      おっしゃる通り、一八はそんな商売はしておりません。

      返信

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