端午の節句の食べ物は、岩内町では柏餅ではなく圧倒的に「べこ餅」。東京出身の妻が岩内に来てカルチャーショックを受けたいつくかの中に、この「べこ餅」の存在があります。
私はべこ餅が端午の節句に食べるものというのは最近気がつきました。それほど岩内の人間にとっては、「べこ餅」は身近な存在です。
白と黒のツートンのものが多いですが、岩内では黒一色のものが多いと思います。牛の事を「べこ」と言うので、べこ餅の由来は白黒のホルスタインからきているという見方が一般的ですが、岩内の一色の事を考えると、べっ甲からの由来ではないかと思ってしまいます。
写真は岩内の老舗さんまるの団子屋さんのべこ餅。経木に包まれ、本物の笹の葉の上に乗っていて、これぞ伝統といった雰囲気を出しています。形が葉っぱ模様ともう一つ丸みを帯びたもの。どうしてかわかりませんので、今度さんまるさんに聞いておきます。
どう?食べたくなったでしょ。シンプルな味がなんとも言えないです。おいで、岩内に。
半年ぶりの4月29日に岩内に行きました。
偶然ですが 「さんまるぺったんこ」さんのべこ餅を買い求めました。
懐かしき味でした。
私の幼少の頃は家庭で作っていましたね、私は笹の葉を取ってくる係りでした。
我が家に有った べこ餅の木型は、葉っぱと菊水でした。
実家にまだ残っているのかな〜?
木型で作っているんですか。
さんまるさんのものはたぶんかなり使い込んでいるから、模様の凹凸が鮮明ではないんですね。
木の葉の模様と、もうひとつは菊水なんですね。
でもって、菊水とは?
多くは家紋です、天皇から与えられた有難いらしき紋様の一種だそうです。
楠木正成が天皇から菊の紋を頂いたが もったいないと云う事で 半分を水に浸した紋を作った様です。菊は中国由来で 元は薬草、中国での逸話としては ある種の菊が群生している地方で長寿の者が多かったので、有難い長寿の象徴の花との認識が生まれたそうです。
ふぅーん。なるほど。
よくご存じで。大変参考になりました。
札幌に菊水という地名がありますが、こんなところからの由来があるかも知れませんね。
ありがとうございました。
「べこ餅」すんごく懐かしく食べたいですよ。66歳の私が子供の頃は甘い物が貴重で、それほど甘くないべこ餅のほんのり上品な甘味が良かったですね。(ほんのり上品なんて当時は思っていませんが)
なにしろ「サッカリン」が配給された時代ですから・・・。
退職して自由?になったので、夏前には故郷の共和町、岩内町を訪ねる予定でいます。
べこ餅やお薦めの海産物を食べたいと思っていますので、その折にはよろしくお願いします。
八王子の山崎さん、お久しぶりです。
今まで一生懸命に働いたのですから、今度はゆっくり人生をお楽しみください。
または、次なるお仕事の計画?
岩内町にお立ち寄りの際は、ぜひお立ち寄り、声をおかけください。
つやつやのべこもち美味しそう!
そういえば、べこもちはツートンカラーだと思っていて、岩内のべこもちが一色だったのはなんとなく不思議でした。
でも黒糖味の茶色のほうが味的には好みでした。
岩内に行ったらぜひさんまる団子屋さんにも行ってみたいです。
べこ餅の話題がこんなに皆さんにヒットするとは。
岩内のお菓子には、中華まんじゅうというのがあったのを覚えていますか?
バナナ型になったあんこを中厚のパンケーキで挟んだもの。
法事のお返しなどに親がよくもらってきました。
さすがに今は使う人は少なくなったようですが、地域型の食べ物のようです。