サクラマスが岩内の市場で目立ってきています。なぜサクラのマスなのか?桜の咲く時期に漁獲されるから。成熟した体に現れる桜のような婚姻色から。などという説があります。
岩内では、秋に獲れるサケよりも、マスのほうが圧倒的に人気があります。特にマスの筋子を好きな人は多いですね。
昔ははえ縄漁で青マスを獲る船が岩内にはたくさんいたのですが、20数年前に一艘もいなくなってしまいました。今、上場されているサクラマスは、岩内では「本ます」と呼ばれているものです。定置網のものが多いですね。
多いとはいえ、私たち加工屋に回ってくるだけの数量は残念ながらありません。資源についてのお話は、一日中語らなくてはならないので、今日のところはこの辺で・・・
ますこ、大好物ですが何十年も食べていません。
サクラマスはどんな加工品ができるのでしょう。
燻製ならおいしそうですね。
こちらににじますのようなものは手に入ります。
小ぶりなものでたまにムニエルやホイルまきにしますが、燻製は家庭でもできますか?
なかなか通なご質問ですね。
マスの子は、サケの子に比べると粒が小さいでしょ。それがいいんだと岩内の人は言います。
燻製は自宅でキャンプ道具のひとつとして作る人もいますが、少数派ですね。
でも、作れるなら、とても美味しくできるので試してみてください。
ムニエルもいいですし、岩内ではフライにする人も多いです。
富山県の有名な駅弁、「ますの寿司」の原料にもなっています。
私が高2の春、私の兄が頂いて来た魚2尾の話しです。
当時 私は一人暮らしから 兄が就職で岩内に帰って来て二人暮らしになった頃でした。
兄が頂いて来た生の魚!
兄:「これ、何て言う魚だと思う?」
私:「知らない、聞かなかったの?」
兄:「せっかく頂いた物だも、悪いだろう。俺も大人だし 知ったかぶりをした。」
私が ほぼ家事担当していたので いざ調理に!
生の魚の処理は出来た私ですが、見た目で魚種を判断した事は有りませんでした。
百科事典を持って来て見比べ、何を血迷ったか出した結論は
私:「サバだ」
兄:「そうか、サバなら味噌煮が食べたい」
私:「承知致しました」
尾頭を落として、内臓を取り ぶつ切りにします。
私:「あれっ この魚 身が赤い?サバって白い身じゃ無かったかな〜」
兄:「俺もそんな気がする」
私は斜め向いのお父さんが漁協で働いているのを思い出した。
まだ さばいていない一匹を持って 聞きに行きました。
そして判明しました。……………マス!
マスの味噌煮を作るところでした(爆)
結局 フライ、塩コショウでバターソテー、で いただきました。
長くなって済みません m(_ _)m
高山さん、楽しい話題をありがとうございます。
思わず笑ってしまいました。
高校2年生で魚をさばけたとは、立派な料理人だったのですね。
マスの大きさがたぶん小さかったのかな?
マスを2尾もらったというのは、縁起がいいことで、ますます繁盛などということから、
山形ではお祝いのときに食べる習慣がありました。
マスの味噌煮とは、予想した事もありませんでしたが、
マスのチャンチャンもあるので、まんざらおかしなものでもないかもしれません。
岩内だと、高山さんの料理したように、フライ、バターソテーがポピュラーですね。
でも、フライを高校生の時に作っていた?
私の独身時代は、油で揚げたりする料理は一切作りませんでした。
それを思うと、すごいなぁ~。
兄弟のやりとり、イメージがはっきりわかって、とてもいい思い出ですね。