先代の冬用下駄

 先代、紀伊右エ門が使用していた冬用の下駄が出てきました。夏用とどのように違うのか?いや、そもそもこの雪国で冬用の下駄なんてあったの?と思ってしまいます。

 写真を見ればお分かりでしょう。指の部分が隠れるようになっているのと、なんと下駄の足には滑り止め用のスパイクが付いているのですね。

 このスパイクはよく利きそうです。今みたいに、アスファルトやコンクリートが少なかった時代ですから、このようなものが存在していたのでしょう。現代ではすぐにピンがダメになってしまうと思います。

 私が子供のころは先代のこうした下駄の姿は当たり前で、靴を履いているほうがむしろ少なかったように思います。ネズミを追いかけ下駄で押しつぶしたのを見た記憶もあります。スゴイよね。確かにスゴイ人でした。

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