北海道トレイルランニング大会2013inルスツの報告

 先週の9月22日(日)にルスツリゾートで行われたトレランに出てきました。種目は70km、50km、30km、16km、6kmとさまざまありますが、私は30kmの部に出場。この大会は初参加。

 70kmの部は朝まだ薄暗い5時にスタート。私たち30kmは8時のスタートでした。遊園地の観覧車がある場所がスタートとゴール。Eカードと呼ばれるものを持ち、10か所あるチェックポイントを通過するときに、それをセンサーに当てて認識してもらいます。

 残念なことに、私は一か所チェックが抜けていて、記録証にはDISQの文字。disqualifyという意味らしく、「失格者」。私としては、きっちりすべてのポイントでチェックをしたはずなんですが、表彰されるわけでもないので、文句言わず。

 トレランは、マラソンの大会に比べると、係の人数が少なく、道も間違いやすいのです。でも、ちゃんと地図も渡されるのですから、間違えずに走る事もトレランの実力だと言われます。後日、ホームページで順位の掲載があり、なんと4位と判明。ポイント間の時間や順位まで見ることが出来ます。やはり私は、後半じわじわと順位を上げるタイプでした。

 好成績の理由は、いつもの上位者が50km、70kmの部に出たためでしょう。トレラン人口が増えれば、こんな順位はもう無理でしょうね。

 辛くなってくると、下を向いてばかりで、道を示す印を見落としがち。マラソン大会に慣れた人でトレランに参加してみようと思う方は、マラソン大会のようなサービスを期待しないほうがいいです。また、半分は登山の知識を持たなければならないという事を忘れずに。と言いつつ、私は下を向いたら色あせていた500円玉を拾いました。

 さて、レースはルスツのスキー場の3つの山を登るという感じ。1つ目の山では、二人の若者との競り合いで途中で私が抜け出ました。70kmの走者をどんどん抜いていきます。3時間も前にスタートしている彼らは、当然のことながら弱った表情。後半に出会うと、声すらかけるのが気の毒といった、うつろな目と全身に力が入らない動き。

 スキー場の頂上近くの傾斜は、這いつくばる感覚。でも、ニセコの時もそうでしたが、スキーを履いていると緩く感じるこの坂が、何でこんなに急なのさ、と心臓をパクつかせながらよじ登っています。

 最後は16kmの人達と競いながら、ゴールへ。遊園地にはたくさんの家族連れ。そんな中、ゼッケンをつけた汗臭い私たちが走っているのですから、どんな風に見られたのでしょうかね。

 ニセコで知り合った自衛隊のTさんも同じ30kmの参加。スタート前で声をかけてくれました。今回、帰りに真狩温泉に入って食事をしていると、そのTさんと偶然の再会。よく聞けば、フルマラソン2時間30分を切るとんでもない人。それでも初参加のニセコのトレランは私の一つ前の9位ということですので、トレランは経験が重要な要素のようですね。

 帰りがけ、駐車場で参加者らしき人達が「きつかったけど、楽しかったね」とお話をしていました。天気がよく、景色もよくって、達成感がそう思わせたのでしょう。もちろん私もそう感じた一人です。トレラン人口もどんどん増えてきそうな予感がします。

北海道トレイルランニング大会2013inルスツの報告」への4件のフィードバック

  1. 八王子の山崎

    表彰目的ではないとはいえ第4位! 素晴らしい頑張りなのに失格扱いがとても残念ですね。Eカードをかざして確認したら、ピンポーンとかETCみたいに大きな音で知らせてくれれば良いのに・・・。それにしても、あのダイワルスツの山々を走破するなんて私には全く信じられません。私が「青年時代」の40年以上昔、何度もスキーに通いましたが、あの急斜面を走ること自体、順位や時間に関わらず脱帽です。

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    1. 北のお魚大使

      八王子の山崎さん、ありがとうございます。
      ダイワルスツという呼び方をするのは、私たち世代ですね。今はルスツリゾートという呼び方が一般的になってしまいました。
      山崎さんにとって、ルスツはホームゲレンデでしょうか。
      ダイワルスツ時代はまだ国道を挟んだ、イースト、イゾラという山にリフトが整備されていませんでした。
      今回は、それらを踏破しての30kmでした。
      でも、トレランは登りもすべて走れる人はほとんどいませんよ。
      急斜面は早歩き程度になってしまいます。走れるところを走るといった感じです。

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  2. 埼玉オヤジランナー

    トレランにすっかりはまってますね。
    失格は気の毒ですが、タイム4位は絶対自信になるはず。
    こちらはトレランもどきを時々やりますが、もしレースに出たら下り坂でオーバーランして転んで怪我をしそうで出場は躊躇しています。実際、転ぶことないの?
    今頃のニセコ山系は紅葉が綺麗で澄んだ空気で空が高くて最高だろうなぁ。
    先日の海に夕日が沈む景色も良かった。
    会社を暫く休んで帰郷したくなりますよ、、、ホント。
    でも、故郷は遠くにありて想うものかも知れませんが。
    さて本日、埼玉県は快晴の夏日で渡良瀬遊水地という大きな貯水池を3周するハーフマラソンに初参加しました。ペース走の練習とは言え、徐々にペースが落ちちゃったな。
    怪我をしないようにお互い頑張りましょう!

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    1. 北のお魚大使

      埼玉オヤジランナーさん、おっしゃる通り、はまったようですね。
      今年は膝の故障で、ロードのランニングができませんでした。
      その代わり山歩きをしていたら、昔の登山の感覚を思い出してしまったという訳です。
      やはり、山の風景が好きなんでしょうね。
      今日、岩内岳に登りましたが、紅葉が始まっています。
      トレランレース中に転んだ事は一度もありません。
      下りは抑え気味に走るからでしょう。スピードと裏腹なので、転倒を恐れずに突っ込めば、速くなるでしょうが、それはできませんね。
      本州はこれからマラソンシーズンでしょうが、まだまだ夏日で暑いのでしょう。
      うまくコントロールしながらペースを上げて行ってください。
      岩内に帰りたくなるような風景をまたアップしますので、お楽しみに。

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