寿都町までランニング

 8日、岩内の我が家から、寿都町のゆべつの湯の隣にあるサッカー場まで走りました。息子がサッカーの練習試合をそこでするため、保護者の車で子供たちを分乗していくとのこと。ちょうど、ワンウエイを走って、温泉に入って帰りは車に乗せてもらおうという魂胆です。

 37km。途中の雷電海岸は昔から落石が多く、その対策としてトンネルが多く作られています。古平の豊浜トンネル崩落事故の後、海岸線のトンネルはどんどん新しくなりました。昔は小さなトンネルや覆道がいくつもありましたが、今は長いトンネルで一気につきぬけます。

 代表的なのは、雷電トンネル(3,570m)、刀掛トンネル(2,754m)、弁慶トンネル(1,048m)。寿都まで行くのにトンネルはこれ以外にもまだあります。このトンネルの中を走るのはちょっと大変。ほとんどは幅60cm程度の歩道がついていますが、大型のダンプカーが来ると、風圧で思わず体が揺れます。体にはタスキの反射板を付けて目立つようにしていますが、車はかなりのスピード。交通量が多い時は、立ち止まらざるを得ません。 もうひとつ、その歩道はアスファルトではなく、コンクリートのため走っていると固いと感じます。

 さすがにこんな田舎で、こんなコースをランニングするのは私くらいのようで、誰にも他に走っている人に会いませんでした。海岸の集落では、ご老人がまるで外人さんが来たかのような目で見ます。でも、「こんにちわ」とあいさつすると、ニコッとほほ笑みながら「ごくろうさん」と言ってくれたり、「今日はマラソン大会かい?」と冗談なのかほほえましいことを言ってくれたり。

 都会のランナーはランニング仲間と北海道マラソン対策をしていることでしょうね。私は田舎のランナーとして3週間後、単身乗り込みます。

【マラソンのお話は、一週間に一度、日曜日もしくは月曜日に掲載しています】

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