無人駅の小沢駅にノート

岩内から札幌や千歳などに出張される方は、多くの方は乗用車を使うと思います。交通機関を使う場合は、岩内発札幌行きの高速バスを使うのが一般的ですが、始発で6時25分(冬期は6時18分)札幌着が9時となります。

それより早く札幌に着きたい場合は、岩内から14km離れた小沢駅まで車で送ってもらい、そこから汽車(電車にあらず)に乗って行きます。先日、私はその手段で小沢駅を利用しましたが、無人駅となった小沢駅の小さな待合室に小さなノートを発見。そのノートが昔風のアナログ感たっぷりのものだったので、ご紹介したくなりました。

ノートはいつも利用している若者が勝手に置いたようです。ビニール袋にノートと筆記用具も入っています。よく旅人の宿などには、この手のノートがあり、だれともなくその時の心境などを書きつづったものがありましたよね。今はブログやフェイスブックなどといったデジタルの表現の場にとって代わった感があります。

「徒歩で日本一周をしている最中」、「また来たい」、「東北人の住む場所はやはり東北、もう来ることはないだろう・・」などと読んでいると、その人の人生の裏側を感じてしまいます。汽車が来るまでのちょっとした時間ですが、忘れていたものを思い出した時間でした。

無人駅の小沢駅にノート」への2件のフィードバック

  1. 数の子オヤジ

    何か懐かしい、古き良き時代『昭和』を思い出しますね~。
    私事ですが、中学2年の夏休み、一人旅をした事を思い出しました。
    本州最北の地、青森で一泊し、下北半島。その後は、夜行寝台で上京し、親戚の家で一泊。
    子供心に大冒険をした感じでした。
    列車内では、見ず知らずの(大学生?)お姉さんと「どこから来て、どこまで行くの?」 なんて話をしながら、駅弁を食べたりしました。ユースホステルがあった時代ですネ。
    旅は非日常的な時間であり、新鮮さや発見があります。アナログで、少し不便なんだけど、人間臭い温かい旅・・・いい日旅立ち、そんな私はやっぱり昭和人間?・・・

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    1. 北のお魚大使

      数の子オヤジさん、うれしいコメントありがとうございます。
      このノートのある空気を感じてくれたようですね。
      中学2年の夏休みの大冒険、読んでいるだけで同感。わくわくしました。
      私も一人でいろんな冒険をしたタイプです。大人になった今も形は違いますが、冒険だらけの人生です。
      昭和人間?いいじゃないですか。でも、そんな昭和アナログ人間が、PCやスマホを使って投稿しているのですからね。

      返信

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