眠っていた大鍋

 倉庫から出してきた大きな鍋。この鍋で、今度の軽トラ市で水産関係者が三平汁をつくろうということになりました。100リットルは入るのですが、70リットルから80リットル程度で使います。

 昔、スケトウダラのみりん干を作るのに、その蜜をこの釜で炊きました。火力は魚箱の壊れたものを砕いて薪代わり。鍋の底の黒い部分は、それを物語っています。現在は給食で使うような回転釜を使って炊いています。火力はガスです。

 岩内の多くの加工屋さんが、このような鍋でみりん干の蜜を炊きながら、冬場は作業をしていました。スケソの夜業の時などは、この釜で夜食を作って振舞ったこともあるという歴史のある鍋です。

 さて、9月の軽トラ市。どんな鍋が出来るか楽しみですね。皆さんもいろんなイベントで使ってみたいとお考えでしたら、お貸しいたします。取りに来ていただくことと、洗って返していただくことが条件で、お金は頂きません。

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